http://www.producingoss.com/en/forks.html
まだ "fork" の訳には悩んでいる。
できうる限りカタカナの「フォーク」にはしたくない。geek にはカタカナのフォーク一語で済むのかもしれないが、俺や高木さんが相手にしているのは geek ばかりではない。職業的な開発者だって当然ありうるし、*nix のシステムコールを知らない開発者だってあり得るからである。
俺の中で一番しっくりくるのは「派生」または「分裂」、及び「分家」を可能な限り使い分けることである。そして、「フォーク」という用語しか当てはまらない場合は可能な限り別の言葉を選ぶか、「競合プロジェクトを立ち上げる」のように直接説明することである。
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たとえば、 「code's fork」と言った場合、コードの「派生」はしっくりくるが、「分裂」は明らかに違う。fork はソフトウェアのコピーを持って新しいプロジェクトを立ち上げることであって、コードが真っ二つに割れるわけではないからだ。
一方で「project's fork」と言った場合は、開発者やリソースがわかれてしまうわけだから「分裂」がしっくりくる。人やリソースがコピーされるわけではないから「派生」ではない。
また、fork には、友好的なものもある。プロジェクトの進む方向性に対して相容れない部分が増えたために友好的にプロジェクトが「分かれる」こともある。
上記のリンクでは、「どちらが本家か、forkか」、という議論も行っている。たとえば、以下のような文だ。
since ultimately a project—or a fork—is an entity that exists only in people's minds anyway.(なぜなら、どちらが本家で - どちらが分家(fork)か - は最終的に人々の心の中に存在するものだからである)
この場合は「分家」がしっくりくる。もうこうなったら文脈に応じて訳し分けるしかないという気がする。
1 件のコメント:
「分身」じゃだめですか…
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